コンパクトカメラ:フジフィルム エピオン RVXについて


EPION_RVX

☆ジャンク度☆
不具合無し
撮影可能


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 DL100にもつながる、特徴的な鏡筒デザイン。


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 シンプルだが、ヘビーユースを感じるルックス。


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 どちらかというと外付けのファインダーの出来が有名。


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 2004年頃に元箱付きで手に入れた。



 本カメラを入手した2004年の初春である。既にAPSというフォーマットは黄昏ていたのだけれども、元箱新品の防水カメラが3000円なら満更でもないと思えた。これは一種の逃避だったのだろう。「防水」という可能性に何か希望のような物を夢見ていたのである。思えば、体調不良の直接的原因であった海外移民の失敗で受けた深いダメージが現実的な痛みを軽減したかったのだろう。そのロクでもない海外暮らしで数少ない楽しみだったシーカヤックだ。あのような趣味を日本でもやりたいと思った。そうなれば、その時までに防水カメラの一つも確保しておくのが良いと思った。そういった妄想の末に拾い上げたのがこの「エピオンRVX」である。
                ☆                 ☆

 拙僧の琴線に触れたのは「防水」という特長もあるのだけれども、付属のファインダーの出来がすこぶる良いのだ。ライカ判換算でどのような画角になるのかは全く見当が付かなかったけど、この種のコンパクトカメラであるから概ね35mm位ではないかと思われた。このファインダーは汎用のアクセサリーシューに乗るから、手持ちのミールなどに35mmF2.8のユピチェリ12を組み合わせたときに使えないこともない。少々野暮ったい面構えになるけど35mm画角の外部ファインダーが3000円以下になることは稀である。実際に活用するかどうかなどは全く問題ではないのだ。拙僧はライツやフォクトレンダーの外付けファインダーを覗いたことがないので明言は避けるけど、お金をケチっていない感じなのだ。結果的にAPSは滅んでしまったのだが、外付けファインダーだけでも3000円くらいの価値がある。
 それで実際の稼働だが、殆ど使わなかった。理由は幾つかあるが、最も大きな理由は拙僧がアウトドア派でもなければマリンレジャー派でもなかったからだ。それでも何度か、実際に海で使っている。APSフィルムが期限切れで投げ売りしている時には、まだ使う勇気があった。APSカメラを中々使う理由が作れないことにカラーネガしかないというのもあった。モノクロネガだと現像が出来なくてもプリントの楽しみがある。APSも盛んな頃はモノクロフィルムもポジフィルムもあったと記憶しているが、2004年には既に無くなっていた。APSシステムの意義については本コンテンツでは避けるが、タイミングも悪かったしフィルムメーカーも多少奢りがあっただろう。
                ☆                 ☆

 APS判の防水カメラはミノルタやキヤノンでも展開していた。それらは初めからレジャーカメラとしてデザインされたようだが、本カメラは工事カメラとして生まれたものを、迷彩カラーやレスキューオレンジに塗ってレジャーユースに展開した物らしい。工事カメラのような壊れずに写っていれば良いという用途には、運用費の低いデジカメと親和性が高いのだが、その点にいち早く気付いたのは現場監督で有名なコニカだった。コニカは85万画素級の時代からQ−M100Vをベースとした工事カメラを出している。
 現在ではニコンもオリンパスもハードユースのデジカメを出しているが、工事カメラとなるとリコーが一歩リードのようだ。

    では、撮影結果をご覧頂きたい。

(了:2015/7/6)

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